医療コラム
整形外科で「漢方」を出すことがあるの?
「整形外科で漢方?」
少し意外に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
整形外科ですることといえば、レントゲン検査や痛み止めの湿布処方、定期的なリハビリなどをイメージされる方が多いと思います。
もちろんそれらは大切な治療ですが、整形外科の領域でも、漢方薬が役立つこともあります。
特に、
- 肩こり
- 冷え
- 手足のしびれ
- 体のだるさ
- 更年期の体の不調
といった症状では、漢方治療を取り入れることで、体調が整う方も少なくありません。
「検査では異常がないのに、つらい」
肩こりや体の痛みで来院される方の中には、
「検査では特に異常はないと言われたけれど、つらい」
「湿布や痛み止めではあまり変わらない」
「病気というほどではないから、整体に通ったりストレッチをしている」
という方もいらっしゃいます。
体の不調には、西洋医学的に原因があるものばかりではありません。
- 筋肉の緊張
- 血流の低下
- 冷え
- ホルモンバランスの変化
など、さまざまな要因が関わることがあり、これらは血液検査や画像検査では測ることができません。
そのため「病院では治療ができない」と悩まれる方が多いのです。
しかし、こういう時こそ、体全体のバランスを整える漢方薬が役立つことがあります。
症状の背景をきちんと確認します
肩こりや体の痛み、指のこわばりなどの症状は、
単なる筋肉の疲れだけでなく、さまざまな原因が隠れていることがあります。
当院では、必要に応じて
- 血液検査
- レントゲン検査
- リウマチなどの検査
などを行い、まず原因を確認します。
たとえば、指のこわばりや関節の痛みがある場合、
関節リウマチなどの病気が隠れていないかを確認することもあります。
また、女性の場合は、
更年期などのホルモンバランスの変化が体の不調に影響していることもあります。
そのため、必要に応じて婦人科をご紹介することもあります。
「整形外科で婦人科を紹介するの?」と意外に思われるかもしれませんが、
実際には当院を受診する患者さんでこうしたケースは少なくないんですよ。
「もっと早く来ればよかった」と言われることも
漢方薬の処方をはじめた患者さんから、
「こんなに楽になるなら早く来ればよかった」
「整形外科で漢方を出してもらえるとは思わなかった」
と言われることもあります。
当院では患者さんの体調がよくなることは積極的に取り入れています。
漢方は体質や症状に合わせておくすりを選んでいきます。
一度でピッタリ合うものが見つかることもありますが、何度かおくすりを替えて試していくこともあります。
根気よく、一人ひとりに合った薬を見つけていくことが大切です。
痛みだけでなく「体の状態」を見る治療
やまだ整形外科リハビリクリニックでは、痛みのある場所だけを見るのではなく、
- 体の使い方
- 筋肉の状態
- 生活習慣
- 体の冷えや疲れ
など、体全体の状態を考えながら治療を行います。
いちばん大切なのは「しっかりと身体を動かすこと」という基本スタンスは変わりませんが、
患者さんの身体の状態を診ながら、
- お薬
- 漢方
- リハビリ
- 運動療法
などを組み合わせていきます。
「こんな症状でも病院で相談していいのかな?」と思ったら
肩こりや体の不調は多くの方が悩まれるからこそ、「年齢のせいかな」「仕方ないのかな」「病院に行くほどのことじゃないよね」と思って我慢してしまう方も少なくありません。
ですが、体の不調には理由があります。
すべてが治るとは言いませんが、適切な治療で楽になる場合も多くあります。
気になる症状があるときは、どうぞお気軽にご相談ください。