医療コラム
子どものケガ、どこに行けばいい?
部活やスポーツ、遊びの最中に転んだり、足をひねったりすることはよくあります。
そんなとき、
「整骨院に行ったほうがいい?」
「整形外科のほうがいいのかな?」
と迷う保護者の方も多いのではないでしょうか。
(実際、受診時によくご相談いただきます)
どちらも体のケアを行う場所ですが、役割には明確に違いがあります。
整形外科は「診断」をする医療機関
整形外科では、
- レントゲン
- 超音波検査
などを行い、骨や関節の状態を確認することができます。
そのため、
- 骨折
- 靱帯の損傷
- 成長板のトラブル
などを見逃さずに確認することができます。
子どもの骨は見た目では分かりにくいことも
子どもの骨はまだ成長途中です。
大人の骨とは違い、水分量が多く、骨にしなやかさがあります。
そのため、見た目には大きく変形していなかったり、子どもがあまり痛みを訴えなかったりしても、
骨にヒビが入っていることがあるのです。
実際に、「捻挫だと思っていたら骨折だった」というケースも珍しくありません。
子どもの捻挫、様子見で大丈夫?骨折を見逃さないためのチェックポイント
接骨院・整骨院は体のケアを行う場所
接骨院や整骨院では、
- マッサージ
- 手技療法
- 電気治療
など、体のケアを中心とした施術が行われます。
ケガの回復をサポートする役割がありますが、レントゲンなどで骨や関節、腱の状態を確認するための検査は行えません。
迷ったときは「まず整形外科」
もちろん、整骨院や接骨院に通われる方も多くいらっしゃいます。
軽いケアやリハビリとして併用されるケースもありますし、当院でおすすめすることもあります。
ただ、最初に骨や関節、腱の状態を確認しておくことはとても大切です。
「この程度でレントゲンを撮るなんて大げさでは…」と思われることもあるかもしれません。
しかし、骨折や成長板のトラブルが隠れている場合、マッサージだけでは改善しないこともあります。
実際に、スポーツの練習を休みたくなくて子どもが痛みを我慢してしまうケースもあります。
また、「数か月通ったけれど痛みが良くならなくて…」と当院を受診してくださった方に骨折が見つかった、というケースもあります。
「まずは整形外科でチェックしてから」という選択が、結果的に早く治ることにつながることも少なくありません。
ケガを繰り返さないために
当院では、ケガの治療だけでなく、
- 体の使い方
- 動きのクセ
- 筋肉の柔軟性
なども確認し、ケガや故障が再発しにくい体づくりを大切にしています。
スポーツを続けていくためには、ケガの原因を知り、それに合わせたケアをしていくことも大切です。
子どものケガで迷ったときは、
骨折や靱帯の状態を確認するため、まず整形外科で診断 →必要に応じてケアやリハビリ
という流れをおすすめします。