リハビリテーション室増設に際して、当院ではボルタリングを設置いたしました。これは当院が皆様に提案する、最も強く押していきたいリハビリ設備であり、リハビリとコラボレーションした初の試みです。
ホールドのついた壁を、初めて目にする方も多いです。
「こんなの私にできるはずがない。」「こんな壁に登る腕の力なんかない。」こう思われる方がほとんどです。
なぜ登る動作がリハビリになるのか?
私たちは、生まれてから、進化の過程に沿って得た遺伝情報を元に、誰の教えも受けず、ひとりで歩くことができます。
その過程で、必ず、「四つん這い」から「つかまり立ち」、
「伝い歩き」の過程を経て、「直立二足歩行」を獲得します。
私たちの「直立二足歩行」とは、他の四足歩行動物に比べ重心が高く、大変不安定な歩行です。つまり、最初から「転びやすい」わけです。その課題をクリアしたことで我々の祖先はアフリカ大陸から外へでたわけです。どうやって我々の祖先は、不安定な歩行で転ばずに歩く課題を克服したか。その最も他の動物との違いが「足のつくり」にあります。
ちょっと長くなりますので、続きはまたの機会に(o・・o)/~
by リハビリテーション科